3月に入り、いよいよ暖かくなってきましたね!

私は日々花粉の襲来に怯えています(笑)

というか、もう3月ですよ。確かこの記事2月に書いていたはずなんですが。

来月なんかお花見ですよ。

本当、一年あっという間。こわひ…

 

さてさて今回は

「なんか弱くなった気がする」という、

囲碁をやっていると誰もが一度は感じてしまうこの現象の謎について書いていこうかと思います。

 

 

スポンサーリンク

 

 

弱くなった気がする現象の謎

弱くなった現象とは

「なんか最近全然勝てなくて…前より弱くなってるみたい><」

という、このような現象を、「以前より弱くなった気がする」現象と私は勝手に名付けています。

級位者〜低段者の間でよく見られる現象です。

 

そう、「強くなれない」ではなく、「弱くなった」というこの現象。

 

陥ってしまうと、悲観的に捉えて、

最悪囲碁辞めちゃう!みたいな方もいたりします。

 

しかし、ここで

 

ちょっと待った!

 

と言いたいがために、今回はこの謎を解明したいと思います。

 

「弱くなった」は、勘違い

高齢の方や、もの凄い高段者の方、又は、子供の時にやっててブランクが10年以上空いた…等、

そういった場合を除いて…

 

打ったり勉強をしたりしているのに「弱くなる」ということはあり得ません。

それは、そう、勘違いです。

 

そもそもなぜ「弱くなった」気がしてしまうのでしょう。

答えは簡単で、「対局で勝てなくなった」からです。

 

特に、「散々悩んで苦しんだのに、負けた」というのが続くと、

この現象を錯覚するようになります。

 

しかし、 実は

「勝てない」だけであって、「弱く」はなっていないのです。

 

ここを混同してはいけません。

 

ん?

「勝てない」んだから「弱くなった」?

 

ノノノン!

 

それは全く別問題なんです。

 

それでは、弱くなってないのに、なぜ勝てなくなったのか。

 

勝てなくなった理由

それは、「弱くなったから」ではなく「強くなってきている」からです。

正確には、強くなってきているが故に、バランスが取れなくなってしまっているから。

 

例えば、女の子の話をしましょう。(毎度ながらw)

 

今まで、好きになったらとことん突撃!玉砕をしてきた店長が、

それまでの経験と先人たちのアドバイスから、

「空気を読む」「まずはじっくりと友達から…」

なんていう大人スキルを手に入れたとしましょう。

 

さて、それで女の子と付き合えるようになったかというと…

あまり変わらないどころか、次々と周りのイケメンたちにかっさらわれてしまいます。

 

むしろ今までガンガン玉砕してた時の方が、

「もー、またー?ww」みたいな感じで好感持たれてたんじゃ…

といった具合です。

大人スキルを手に入れたというのに…ふしぎ!

 

…なんともふわふわした例えです(毎度ながらw

 

具体的には、

 

先が見えるようになった(強くなった)せいで、手が控えてしまったり

今まで考えもしてなかった死活を勉強した(強くなった)せいで、余計なところで手を入れてしまったり、変に固執してしまったり

布石を勉強した(強くなった)せいで、序盤から心が折れてしまったり

定石を覚えた(強くなった)せいで、定石から外れた手で戸惑って一気に潰されてしまったり…

 

などなど。

心当たりありませんか?

私は全て通ってきましたw(というか、現在進行形か)

 

でも、前半部分だけ見れば、知らなかった時より確実に強くなっていますよね。

これが、強くなっているが故に負けてしまうということです。

 

弱くなった気がしたら、それは強くなる前兆

囲碁は徐々に強くなるものではない…ということはよく聞きますね。

斜面のように、一定のスピードで徐々に上に伸びていくのではなく、階段状に、ガクンガクンと強くなっていくのが特徴です。

 

停滞が続いて、ある時一気にガッと強くなり、そしてまた停滞が続いて、ガッと強くなって…

 

停滞しているどころか、何故か以前より負けてしまうのは、その停滞の階段でしゃがみ始めたから。

しゃがむのは、目の前にある段差を飛び越えようと力を溜めているからです。

 

つまり、もう一つステップアップする(一気に強くなる)予兆と言えるでしょう。

 

なので、最近負けてばかりで辛い…、弱くなっちゃったと感じたら、

落ち込んではいけません。小躍りで喜んでください。

 

あれ?今進化前じゃね?

超強くなる前触れじゃね?といった具合で。

 

そいではまた次回です!(なるべく早めに…

 

 

スポンサーリンク

囲碁将棋喫茶樹林公式サイトはこちら