将棋は昔からある遊びとして日本で広く知られていますが、「将棋は日本が発祥ではない」ということをご存知でしょうか。将棋は一体どこから日本に伝わり、そしてどのように発展していったのか、その歴史に迫ります。
将棋のはじまりは「古代インド」
将棋には漢字が多く使用されているため、日本や中国などが発祥ではないかと思われがちですが、将棋のはじまりは古代インドだといわれています。
紀元前2000年頃に古代インドで遊ばれていた「チャトランガ」というボードゲームが原点となり、少しずつ形を変えながら平安時代に日本へ伝わったという説があります。また、チェスや中国のシャンチーなどのボードゲームも元を辿るとチャトランガが起源だといわれています。
独自に発展した「日本の将棋」
チェスやシャンチーといった世界的に広まっている将棋型ボードゲームは、日本とルールが少し違います。
日本では「敵の駒を取ったら自分の駒として使うことができる」というルールがありますが、これは日本独自のルールであり、海外のボードゲームにはありません。相手の王を取るというシンプルなゲームをより難しくした日本の将棋は、「最も複雑で高度なゲーム」と世界から注目されています。
また、海外との違いはルールだけではありません。日本伝来後の将棋は、独自の作法や遊び方などが確立され、江戸時代には徳川幕府から保護されるなど単なるゲームではなく格式高い遊びとして定着しました。
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