技術も大事だけれど…
コラムも7つ目になりました。
だんだんお気付きの方もいらっしゃるかと思いますが、
そうです、本コラムでは技術的なものは何も紹介していません(笑)
というのも、私が5年前初めて囲碁を覚えた際は、
技術的な事は何も学ばなかったからです。
学び始めたのは初段くらいになってからでしょうか…。
とにかく勉強や細かいことが苦手な私は、
本を読んだり、講義を聞いたり等は一切しませんでした。
(もちろんできるに越したことはないので、やることは大切ですよ!)
シチョウを覚えたのは5級くらいになってからです(笑)
それでも、半年で初段くらいになることはできました。
いやぁ、それは素質があるから…なんてみなさん言うのですが、
これにはからくりがあります。
半年で初段、そのからくり。
なぜ半年で初段になれたか。
①演習量(対局数)が多かった。(ほぼ毎日)
②疑問点をすぐに聞ける環境にあった。
③碁に対する姿勢や考え方を中心に学んだ。
以上3点の条件があったからです。
①、②は碁会所を営業しているために整った環境で、
これは幸運としか言えません。
特に技術面は学ばなくとも、対局の過程で知らず知らずに身についていきました。
問題は③の、碁に対する姿勢や考え方です。
これが一番棋力の向上に役に立ちました。
意識するだけで本当に、一日で石が3つも4つも強くなったりするのです。
「姿勢」と「考え方」
流石に三段〜五段くらいになってくると効果が薄まってくるのですが、
少なくとも初段までは、この碁に対する姿勢、考え方でぐんぐん強くなることができます。
ということなので、本コラムは基本的に「考え方」や「姿勢」についてが多くなってしまうのです。
みなさんは、対局前に考えることってありますか?
対局時に絶対意識していることってありますか?
一手打つ際に、「これだけは」って思いはありますか?
それを強く持つことによって、その結果はもちろん、
今後前進する速度も違ってくるのです。
次回は「決断力」について書いていけたらと思いますので、お楽しみに。