地獄の月末月初が終わったと思ったら、

今度は病に襲われた店長です。珍しい…

 

ようやっと全快したので、やっとこさブログが書けます。

健康って大事。

 

 

さて、樹林の囲碁教室のサービスを始めて、約1年半。

 

年明けに新しくサービスを打ち出すこともあって、

今回は「教室」について、つれれんと書いて行こうかなーと思います。

 

 

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教室の「仕組み」と「サービス」を考える

囲碁教室開始前

樹林の囲碁教室を始めたきっかけは、

「勉強してるけど、なかなか強くなれない」という級位者のお客さんの声をよく聞くようになったからです。

 

定期的に他の囲碁教室に通われていたり、

たくさん本を読まれていたり、

対局もしているのに何故…?

 

そこで、他には無い教室サービスを始めよう!と思って開いたのが樹林の教室なのでした。

 

 

当時の囲碁教室事情

今でこそ若干改善されつつありますが、

当時は、「囲碁教室に通おう!」と思った際に調べてみると…「子供囲碁教室」ばかり。

 

大人の教室は無いのかと思って調べると、出てくるのはごく僅か。

 

しかも、「え?どこから申し込むの?」「電話したけど繋がらない…」といったところまで。

「やってません」と言われた方もいたそうです。

 

せっかく通おうと思っても、上記のような、「教室に関する情報が無いに等しい」状態でした。

 

 

情報に気を遣ったWEBページを作るところから

 

競合の多い他業種のスクールさんは、様々な工夫をされています。

ゴルフスクールや英会話スクール…

ユーザーが比較検討しやすいように、様々な情報が載っていますね。

 

対して囲碁教室はどうだろうか。

当時は、まず情報があったとしても、「教室をやっています」以上。

というところしかなかったんですね。

 

どんなところなのか

何をするのか

通ってどうなるのか

つーか行っていいのコレ???

まず行って、それからどうしたらいいの…?

 

囲碁を習ってみたい立場としては、申し込みにはちょっと勇気がいるのです。

 

まずはそういった不安を少しでもなくせるよう、ページを設計する必要がありました。

これは今でも試行錯誤しています。(テストページ

 

現在ではとても親切で情報が分かりやすい教室も増えてきましたね。

特に王先生の教室なんて、とても素晴らしい…。見習わなければ。 

 

教室の特徴

 

先に書いたように、教室を始めるきっかけは、「勉強してるけど、なかなか強くなれない」

という方に何か提供できるものはないだろうか…といったものでした。

 

当時教室の形式としてあったのは、主に2種類。

講義形式と指導碁形式のものです。

 

講義形式の教室は、前半、先生の講義を聞き、後半生徒同士で打つ

これが最もポピュラーな教室の形でした。

 

メリットとしては、

・後半の対局で実戦経験が積める

・生徒同士で仲良くなれる(一緒に強くなれる)

・集団なので、比較的安価

といった部分だと考えています。

 

しかしデメリットとしては、講義でインプットされる(学ぶ)テーマが、統一されている点。

各々が本当に学びたいものだったり、必要なことが、必ずしもマッチしていないといったところです。

生徒さんは、それぞれ棋力や学ぶスピード、理解度が違います。

それが統一されてしまうことによって「学んでいるのに強くなれない」現象は引き起こりやすいのです。

 

次に、指導碁形式の教室ですが、

 

メリットとしては、

・自分の手の善悪がダイレクトに分かる

・質問をしやすい

 

デメリット部分としては、

・その1局で出てくるものしか分からない

・その場はわかるが、学んだことが定着しにくい

・教わる時間<打ってる時間

 

指導碁は、1局単位で行うことが多いため、教わるポイントが刹那的なものが多いのです。

また、打って考える時間(私はこれを演習と呼んでいます。)が長いため、

インプットする時間が限られてしまうという側面があります。

 

また、両方に言えることなのですが、囲碁教室は

新規参入がしにくい、受動型になりがちなシステムです。

 

樹林の教室サービスを始めて、1年半、実に150人以上の入門初心者の方にご利用いただきましたが、

特に囲碁に触れるのが初めてのお客様は、物凄い不安を抱えてやってきます。

 

強くなってやるぜぇええ!!!という気合の方ももちろんいますが、

ほとんどの方は、

 

私のレベルでついていけるだろうか

私なんかが…

 

といった様子で来ます。

 

そういった方のために、

一人一人に合わせた少人制の、対面式でじっくり教えてもらえる

といったサービスの必要性を感じたのです。

 

システムについて

当時、ほとんどの囲碁教室は、お昼や土日に開かれていて、

通いにくいという問題がありました。

 

樹林にいらっしゃるお客様は比較的若い方(お仕事が現役の方)が多かったため、

その多忙さ故の、通いにくいという問題は手に取るように分かりました。

 

そこで、システムとして作ったのが「予約制」です。

毎週決まった時間に来なければならないという縛りは取っ払い、夜も22時まで通えるというシステムにしました。

 

お仕事のスケジュールでどうしても来れないという機会をできるだけ減らし、利用しやすいようにしたのです。

 

さらに、私が教室関係で感じていた課題が、

 

「学んだのに強くなれない」→「一体何を学んだの?」

 

という部分。

 

何も学んでいないということではありませんよ(誤解のないように…)

 

人は忘れやすいものです。

せっかく学んだことを基本忘れてしまうのです。

それは仕方のないことです。

 

でも、それは本当にもったいない。

「学んでいるのに強くなれない」一番の原因は、

 

「なんのために」「何を学んで」「どうなったのか」

 

これが整理されていないからだと思います。

 

 

そこで、それを徹底するために、教室シートというものを一人ひとりに作成し、

「なんのために」「何を学んで」「どうなったのか」

 

これをレッスン毎に確認するシステムをしました。

 

自分は目標のために、今日これを学んで、実践して、できるようになったんだ

 

そう実感して教室に通っていただけることが一番大事なことだと思ったのです。

 

また、「碁会所に行って人と打つ」ということと、「教室に通う」ということが、

切り離して考えられていた現状をどうにかしたいと思い、「初段まで席料かからない」システムを導入。

 

習って、実践して、楽しんでもらいたい。「打つ」ことが楽しいと思ってもらいたい。

だから「学びたい」

 

この流れを作りたかったのです。

 

この他にも様々なシステムを考え、実践し、サービス向上を目指しています。

 

課題と今後

 

もちろん樹林のレッスンサービスは、まだまだです。

様々な方に通っていただいていますが、

お仕事の都合だったり、サービスの問題で辞めてしまう方もいらっしゃいます。

 

先に書いた、「打つ」ことが楽しいと思っていただけているかというと、

「まだまだ充分では無い」という現状です。

 

申し込みのしやすさ

教室システムの見直し

実戦経験のカバー

遠方の方へのサービス

レッスンの質の向上…

 

挙げていけばキリが無いほどです。

 

しかしそれを一つ一つ考え、解決に向けて動き続けることが、

一人でも多くの人に「囲碁は楽しい」と思ってもらえることに繋がるんじゃないかな。

 

そんなわけで、今後もサービス向上に向けて、頑張って行こうかと思います。

 

 

かなりダラダラ書きましたが、今回はこの辺で。

 

 

あ、近々オンラインレッスンと動画配信サービスを始めます。

 

動き出しからもうすぐ半年経っちゃうYO!

 

 

仕事が遅いのが私の一番の課題…

 

 

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