いやぁ
前回の記事からおよそ半年も経ってしまいました。
時の流れとは早いものです…
サボってて申し訳ございませんでしたm(_ _)m
気が向いたら書くつもり…だったのですが、
いつまでたっても気が向かない
という持病を持っていたのをすっかり忘れておりました。
やろうと思ったら「今」やらんといかんのですよね。
かの有名な林先生もあれほど言っていたのに…
そんなわけで、書く時間はしっかり取るように致します。
相変わらず遅筆ですが…。
さてさて、前回、初心者から囲碁が強くなるためには、
どんな事が大事なんだっけ?ということを、自分の成長過程を振り返りながら考えて参りました。
その結果、作用するのは以下の4点と分かったわけです。
②考え方
③技術(テクニック)
④感覚
前回はモチベーションの話。
今回は考え方について。
ちなみに私の中では、4つの中で一番力になったのが、この考え方です。
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考え方
まず、自分の考えを持つ
考え方について言及する前にまず…
考え方の前に、しっかりとした「自分の考え」を持ちましょう!
それがファーストステップです。
ガンガンいこうぜなのか、いろいろやろうぜなのか、いのちをだいじになのか…
囲碁的には、
攻めて勝ちたいのか、凌いで勝ちたいのか、陣地にこだわって勝ちたいのか…
様々な打ち方がありますが、まず戦いを起こすか、なるべく戦わないのか、といった自分の考えを持つところから始めましょう。
ちなみに私が初級者の頃は、
とにかく攻めたい、相手に楽をさせくない、相手の言う事を聞きたく無い(思い通りの展開にさせたくない)、という超わがまま路線でした(今もか…)
考え方とは
考え方というとかなりざっくりしているのですが、
具体的には、石の捉え方、局面の捉え方。
どこが大きいとか、攻めるべき、守るべき、捨てるべき…といった、
そのときその場所での、
判断の基準とするもの/状況の捉え方
攻めてるつもりでも、それは攻めてない。
守っているつもりでも、それは守ってない。
ここが大事だ!と思っていたのに、実はそんなに大事じゃない。
今でもよくあることです。
級位者の時は、この考え方を変えるだけで、石が3つも4つも強くなれました。
強い人と打つと、その考え方の違いに驚かされます。
囲碁っぽい話で、また難しい話になってしまったので…
例えば、「可愛いあの子と仲良くなりたい!」と思った時、
目が合った!きっと自分の事が好きに違いない
自分の話に笑ってくれた!きっと自分の事を好きになってくれたに違いない
と、いう考え方をしていきなり突撃すると、撃沈します。
そこで考え方、捉え方を変えて、アプローチをするわけです。
どういう時に攻めるのか、どういう距離感がいいのか…
「気になるあの子を落とす!恋愛how to本」等で技術だけを学んでも、
相手に対する考え方、捉え方が間違っていた場合、うまくいきません。
ここでサプライズ!花束を送るぜ!
これで相手はメロメロなハズ!と思っていても、実はちょっと相手はひいちゃってる…
「おもしろい人が好き」って言ってたから、デート中にひたすらギャグを飛ばしてたのにふられた。
なーんてことにならないように、考え方、捉え方を見直すことは大切です。
考え方を学ぶには
かなり話が脱線しましたが(笑)
要するに、考え方が身に付いていないと、自分がよかれと思ってやっている事が
目的達成(勝利)のためにあまり効果的では無くなってしまうということです。
「自分は守るためにこう打った!」という手、
実はどちらかというと攻めに有効な手になっていたり、
守りになっていなかったりということが多々あります。
それでは、考え方はどう学ぶのか。
それは、自分より強い人(上手)と打って、ガンガン質問、検討をすること。
その際、遠慮はしちゃだめです。
「これを攻めたくてこう打った!」「ここを守りたかった!」等を相手の上手に伝えてみましょう。
それに対して、「そこは攻められない」「そこは守る価値があまり無い」という言葉が返ってきたら、考え方が誤っているということになります。
さらに突っ込んで、何故攻められないのか、何故守る価値が無いのかを聞いてみましょう。
自分では想像していなかった面白い考え方が聞けるはずです。
自分より強い人は、先述した通り、まず考え方が自分と全然違います。
同じ盤面を見ているはずなのに、そこに映る景色はまるで違うのです。
ですので、
私も昔は師匠相手によくやっていました。
師匠「なんで守るの?」
私「だってこれ荒らされたらいややん?」
師匠「こんなん守ってもちょっとしか陣地できんよ。こっち打ったら倍以上期待できるっしょ?」
私「マジか。」
師匠「マジ。」
—
私「こいつ攻めたかったのに!」
師匠「攻めても結局得しない」
私「なして?」
師匠「攻める、陣地増えない。こっち守る、陣地増える。」
私「マジか。」
師匠「マジ」
—
師匠「これ、なんで攻めないん?」
私「ちゃう、私こっちの陣地守りたかった。」
師匠「…実戦は?」
私「じぇんじぇん守れてない…荒れ放題。」
師匠「つまりそれ、守る手じゃない」
私「マジか」
師匠「マジ」
—
師匠「これなんで手入れないん?」
私「だって強い石でしょ?」
師匠「全然?」
私「」
師匠「おk、つまりだね…」
私はそんなやり取りを繰り返して考え方を身につけました。
今も継続中ですが(笑)
終わりに
考え方を学ぶ事はそんなに難しいことではありません。
問題は、学ぶ機会を見つけること。
最初は怖いかもしれませんが、強い人を見つけたら、是非ぶつかっていってください。
それでも…という方がいらっしゃいましたら、私の師匠、お貸し致しますよ(笑)
さて、次回は技術に関して。
次回は来週かな。半年後にならないように気をつけます…
それでは今回はこの辺で!
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