懐かしい写真があったので、アイキャッチにw(当時多分10級くらい)

 

 

さて、去年碁会所が提供するサービスとはという記事を書きました。

 

内容を簡単にまとめると、

 

時代背景を基に、これこれこうあるべきではないか?

 

という考察を述べた記事です。

 

これは、客観的に考えて…のハナシ。

 

じゃあ、私自身は?

 

碁会所を経営していると、

 

「なんで碁会所なんて経営しているの?」

 

ということを良く聞かれます。

 

囲碁が好きだから?

 

はい、もちろん囲碁は好きです。

が、よく考えてみると、

これは私の場合、あまり応えになっていないのです。

 

何故なら開業当時、素人だった私は、

 

全く囲碁を知らなかったのですから…(そもそも、今でもまだヘタクソ><)

 

私の碁会所経営の根本にあるものは、厳密には

 

囲碁が好き過ぎて…

囲碁が強くて…

 

では無いのです。(いや、好きですけど…。強くはないけどw)

 

 

 

 

では何故か?

 

今回はそれがテーマです。

私の夢と妄想が大爆発回(笑)

 

 

 

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碁会所として提供したい4つのこと

 

次に繋がる、出会い

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碁会所という場所は特殊なところで、

 

初対面のお客様同士が、向かい合って50センチくらいの距離で、

小一時間程お互いに相手のことを真剣に考え合う

そんなことがあり得る場所です。

というか、そんな場所です(笑)

 

一緒に打っていると、

 

この人は一体何を考えているのか

どうやってここまで打てるようになったのか

いつもはどんな感じで打っているのか

今の自分の碁は相手に響いているのか…

 

終わってみると、

 

この人はこんな打ち方をする

強い

ギリギリだった

まだまだだった また打ちたい…

そんなような感じになります。(私の場合)

 

もちろん、初対面同士なので、

よほどフレンドリーな方で無い限りなかなか口に出して言うものでもなく、

大体一期一会で終わってしまうのですが…。

 

なんともったいない。

 

その出会いを、次に繋がる出会いにしたい。

 

 

放っておいたらほとんどが一期一会です。

せっかく樹林にいらしてくださったお客様同士の出会い。

 

まずは作り(そもそも席主が何も言わないと打つ事すら難しいですしね…)

そして、次に繋がる出会いを演出する。

 

碁会所の席主は、そのためにいるべきではないかしら。

 

樹林を経営して4年、様々な方と出会い、

そしてその出会いをきっかけに様々な繋がりができました。

 

 

新しいイベントが出来たり、

新しい会が発足したり、

他の場所でも碁を打ったり、

時には飲みにいったり…

 

年代性別別々の、初対面だった方々が、

今では顔なじみであり、

お互いがお互いを知って、時には一緒に集まって、時間を共有し、お互いに影響し合う。

 

結構奇跡的なことだと思いますが、

 

碁会所はそれを作れるのです。

 

その出会いを、どう作って育てて行くのか。

 

そんなサービスを提供できることが、私の中では密かな誇りになっています。

 

発見

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発見とは、

 

今まで見えなかった

考えなかった

考えていてもその先が見つけられなかった

 

それが分かる瞬間のことです。

主に検討の時や教えてもらった時に、「あ!」 となります。

それです。

 

一気に世界が広がり、

以前の自分とは明らかに違う、

成長した、ためになった、強くなった

そう思える発見。

 

特に入門者や級位者の方には、

そんな機会がたくさんあります。

その時期は、発見があると、

 

目に見えて明らかに強くなる。

今までの価値観がガラッと変わる。

 

そんな発見が起こるような環境こそが、

碁会所として提供したいサービスです。

 

自分で教える場合はもちろん、

 

上手の方には、その発見を与えられる(人の世界を変えられるチカラを持っている)喜びを、

下手の方には、その発見によって変わる世界

 

是非味わっていただきたい。

 

…なんて、大げさですが(笑)

 

そのためには、教えることが楽しいと思えるように、

気楽に教われるように

教わる事が楽しいと感じられる環境にしていくことが

 

碁会所として大切なことだと思います。

 

上手を敬い、下手を大切にする。 ただ、それだけなんですけどね。

 

でも、それが単純なようで、一番重要なことなんですよね。

 

思い出

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思い出に残るようなお店にしたいなぁ。

それは開業当初から思い描いていた事です。

 

そのために、お花見囲碁や、合宿や、その他様々なイベントを数多く行なって来ました。

もちろんそれは通常の営業でも意識していたことです。

 

よくスタッフが新人のときは、

 

「今日、あなたはお客さんに何を残せましたか?」

 

と、営業終了時に毎回報告させたものです。(鬼の営業報告w)

 

ただ、「囲碁を打ちました」「将棋を指しました」ではなく、

 

樹林に来店された1回1回を思い出にしていただけるような工夫。

 

この間来たときはこんな感じだった、その前は…等

 

一回一回を印象に残していただけるような環境を提供したいと思っています。  

 

こんな小さい店が、

ひとりひとりの、数ある思い出のひとつとして残るって、嬉しい事だなぁと思うのです。

 

感動

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碁会所が、感動を?(笑)

いえいえ、割と真剣に考えているんですよ。

 

例えばテーマパークのような

コンサートのような

大自然のような

 

そんな感動を碁会所が提供できたら、素敵じゃないですか?

 

何でもいいんです。

人との出会いだったり、

会話だったり、食事だったりお酒だったり…

 

 

どんな感動が与えられるかな、

お店がどうあったら、楽しい思いをしてもらえるかな…等、

 

それは、勝手に生まれるものではなく、

こちらが主体的に提供できるような、

そんなサービスができる碁会所にして行きたい!

 

環境、対応、サービス、まだまだほど遠いですが、

「碁会所」ってこんなところ!と思っていただけるように、

今日も私は働いてます(笑)

 

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さて、いかがでしたでしょうか。

碁会所を経営するって、素敵なことだと思いませんか?

 

 

そんなわけで、今回はこのへんで。

 

ほんと、毎回毎回書き始めると長くなるなぁ…。

次回はちょっと短めで!多分(笑)
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