この間、何故かプライベートで女の子に囲碁を教えることになったので、
今日はその時のお話。
囲碁普及！囲碁普及！
と、私含め各所で叫ばれていることなんですが、
ちょっと見落としがちなのが、
一体どこに向けての普及？ってところなんですよね。
普及というぐらいなので、基本的には囲碁をやった事の無い、入門初心者に向けてなんですが、
その入門初心者層はざっくり３つのレベルに分類されると思うのです。
※ちなみに、詳細に普及を分類するというのであれば、６段階あります。（と、私は考えてます。）
①囲碁自体を全く知らない方
②囲碁にちょっと興味のある方
③囲碁にすごく興味のある方
樹林がお店として行なっている主な普及活動は、基本③以降に対するものが多いです。
本当は①からちゃんと普及をやりたいんですけどね…。
そんな訳で、このように普及対象の状態を分類/把握したうえで、
その段階別におけるアクションをしっかりとれているかどうかというのが今回の話。
（今回はざっくり。そのうち詳細に書きます。）
スポンサーリンク
それぞれの特徴と、アクションについてその①
囲碁というコンテンツを普及させるために、まずはさっき挙げた３パターンについて把握するとともに対応を考えます。
①囲碁自体を全く知らない方に関して。
囲碁を全く知らない方は、囲碁に全く興味がありません。
今まで生活して行く中で、囲碁なんてものは出てきた事が無い。
自分には無縁だと考えているパターンがほとんどです。
このパターンへのミッションは、囲碁を認知させ、興味を持たせることです。
焦ってはいけません。へー、囲碁？ナニソレ？くらいでいいんです。
例えば偶然知り合った女の子に、囲碁を普及させたいとしましょう。
碁会所でも囲碁イベントでも教室でもなく、偶然知り合っただけ。
（別に女の子じゃなくてもいいんだけどw）
囲碁を普及させたいからって、唐突に囲碁の話をしはじめたら、多分興味は持ちませんw
大事なのは相手に、ちょっとでも聞きたいと思わせることです。
聞いても無いのに話をし出したら退きますよねw
商談でも無いのに、いきなり商品の説明をし出すようなものです。（そんな人いないw）
この話、対面のパターンと遠隔のパターンがあるのですが、
今回は対面パターンでいきましょう。
偶然知り合った女の子の例でw
で、何をするのかというと、
拍子抜けかもしれませんが、普通にコミュニケーションしてくださいw
相手がどんな方なのか、自分はどういう人なのか
それだけです。
まずは自分に興味を持ってもらいます。
ちなみに私は囲碁の話は微塵も致しませんw
相手が「仕事は？」「趣味は？」と聞いてくるまで会話を進めます。
（そういう方向に持っていきますw）
そこで初めて「囲碁」を出します。
そいで、ここは結構大事だと私は思っているんですが、
最初は相手の囲碁に対するイメージに合わせ、共感するようにしています。
いや、囲碁は楽しい！素晴らしい！
…言いたいんですが、
基本否定から入ると感じ悪いです。途端に興味を無くします。
自分にとってはそうかもしれないけど、
全然知らない方にとっては、難しそうでつまんなそうで、よく分からないけど石並べてる…
そういうものです。
まずは共感してください。
そこから軽くジャブを入れましょうw
「まあでも最近若い人も結構多くて楽しいよー。石置いてるだけだから簡単だしww」
くらいでしょうか。
とにかく、「難しい」「めんどくさい」と一瞬でも思わせたら負けです。
この段階でスマホやタブレットで碁盤を出してはいけませんw
出すのは興味を持ってくれたらです。
私がよく使う（その人の趣向、考え、趣味によりますが）のは、
「囲碁って性格出るんだよw」
の、初手どこに打つか占い。
全然知らなくてもタイプって出ちゃうだよね〜
「え？ほんとほんと？」が相手から出たら、スッとスマホを出しましょうw
囲碁は全然知らなかったのに、一手打たせることが出来ます。
この時点で②の、ちょっと興味のある方の段階に移行します。
さあ、次は②に対してですねw
…と、ちょっと長引きそうなので、今日はここまでで。
■おさらい
①自分に興味を持たせる。
②自分から囲碁の話をしない（相手から聞かれるようにする）
③相手に共感する。
③興味を持たせる話をざっくりする（難しい話をしない）
④話しすぎない。
⑤相手が「やりたい」というまで碁盤は出さない。
本日のつぶやき
気づけば、明日は週末ではねぃですか！
— 囲碁将棋喫茶「樹林」 (@jurin_cafe) 2016年6月16日
すくなっw
スポンサーリンク
コメントは受け付けていません。