移転、決まったってよ!(これ書いてるときに決まりました笑)
さて、今月でとうとう樹林も閉店となります。
たくさんの方のご愛顧と応援のおかげで約8年続けることができました。
本当に終わってしまうの?残念です。
という惜しんでいただけるまでのお店にできたことを誇りに思います。
思えば20代のほとんどは、
全くやったことの無い囲碁に生かされ、また、死にかけてたこともまあまああった8年間でした。
そこらへんは落ち着いてからおいおいお話しするとして、(今まで避けてきたお話)
今回は閉店に至るまでの経緯を書いていこうかなと思います。
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閉店の理由
簡単に言うと、「ご飯の作り過ぎ」です。
保健所の許可は開業当初からとってるし、
飲食店として許可されているのでそこらへんは問題ないんですが、
今回問題になったのは物件の賃貸契約。
囲碁将棋「喫茶」の喫茶の範囲を超えてしまっているという指摘を不動産屋さんから受けてしまい、
「今後火を使った調理をすることは容認できない」と告知されてしまったため、閉店を決意しました。
当店の売上の1/3は飲食によるものです。
辞めてしまったら死んでしまいます…。ブランドでもありますし。
まあ、現環境ではこれ以上の売上を見込むことは難しいという点と、
やるなら本気のお店を作らなければならないなーと結構前から考えてはいたけどグダグダしていたので、タイミングとしてはちょうど良かったのかな…とは思いましたが。
今年中には閉店するので、それまでは勘弁してください…
ということでその場はなんとかなりました。
今年の3月の出来事でした。
移転の準備
なるべくなら移転の方向で考えたい…
ということで、とりあえず軽く見積もってみたところ、移転には4桁万円は最低かかる計算。
(本格的にキッチン作るとそうなります。本格的なキッチンを作って良い物件も、やはりいいお値段がします。)
ヤヴァイ…そんなお金は無いぞ。
そう、融資が必須。それか…
ということで、大体の見積もりと書類を作り、決算書を持って
融資専門の税理士さんのとこに相談しに行きました。
まあ、ダメならダメで仕方ないかーという感じでした。
「お、いけんじゃね?可能性は十分あるよん。」
とのお言葉をいただいたので、うし、移転だ!となったわけです。
しかしそのためには…
物件、内装、設備費全ての見積もりを正確に取ること。
そして、「今期の決算書が必要」(樹林は法人化してます。)
そう、タイミングが悪かったんです…
弊社の決算期は3月…決算書出てくるのは5月末です。
それまで動けないという、
胃が痛くなる期間パート1に突入することとなりました。
つまり、移転できるか出来ないか分かんない悶々とした日々を過ごしてね期間です。
長い道のり
移転先を決めたのは4月の頭。
5月1日から入ってくれというのを、
いや、無理です…後生ですから7月頭からにしてください…とお願いしまくり、
今度は契約物件の審査です。
どうやら西新橋で8年やっていたおかげでさらっと通りました。
内装業者さんにも見積もりを出していただき、
そして5月末…
ようやっと決算書ができたので、それと事業計画所やら企業概要書やら売上試算表やら見積書やらを持って融資機関へ。
面談の感触については、税理士さん大喜びしていましたが…
結果が出るまでお客さんに何も言えない店長はやきもきです。
胃が痛い期間パート2
やるべきことは全てやり、
移転先も決まったし、
内装も見積もり出たし…
あとは融資の結果待ち。
全部揃えないと面談できないけど、全部揃えても降りるとは限らない。
そして降りなかった場合は3月からの時間が全てパーに…
降りたとしても希望額全部降りるか分からないし…
といった胃の痛い期間を6月の頭から過ごしておりました。
「今月中には結果報告できると思いますよー」
というありがたいお言葉をいただいていたのもあり、
7月に入ってからは毎日ポストを開け閉めしていました。(結果は郵送)
不動産屋さんから、「まだか」
内装業者から、「どうなってんの」
お客さんから、「」
等々毎日のようにお電話いただきました。
「私もわかりません…」としか言えませんでした。
あれ、6月中に分かるんだよね?
お手紙届かないんですがががががが
そんな状態が1週間ちょっと続いた9日、移転がやっと決まりました。
お客様、お待たせして申し訳ございませんでした。
不動産屋様、契約日ずらしにずらして頂いてありがとうございました。
内装業者様、これからよろしくお願いいたします。
私は喜びの舞を踊り、美酒を浴び、お腹を壊しました。
そんなわけで、樹林は不滅となりました。
家賃は1.5倍になるし返済も待ち構えているので、
これからが本当の地獄かもしれませんが…笑
これからもよろしくお願いいたします。
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